胃の調子が悪くて吐き気がする際に食事を摂るポイント!
2017/03/23
胃の調子が悪いと食事をするのも辛いものです。食事の後に吐き気やムカムカすることもあるでしょう。
食後に吐き気がするのはどうして?胃の病気なの?吐き気がするときに胃にやさしい食事とは?
胃の調子が悪い時は、胃に負担が少ない食事と水分補給が大切です。
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この記事のあらすじ
胃の病気!?食事の後に吐き気がする原因は?
食事をした後になんとなくムカムカする、吐き気がしてしまうことで悩んでいませんか?そんな不調を感じた時、少し休めば治るだろう、いつものことだからと気にしない人も多いと思います。ですが食後に吐き気を感じる場合は注意が必要です。
まず吐き気がする原因には大きく分けて2つあります。
まず暴飲暴食で胃腸に負担をかけている場合です。無理な食生活を続けることで消化不良を起こし、みぞおち周辺が痛んだり吐き気を感じるのです。安静にすることで割と早く吐き気も治まりますが、油断すると消化器系の病気になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
また胃腸に疾患があると食後に吐き気を感じるようになります。これは暴飲暴食をしなくても、胃腸に異常が生じて食後に吐き気がします。もしかすると胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの疾患かもしれないので、不調を感じた場合は早めに病院を受診することも大切です。
食事の後に吐き気やむかつきが起こる胃のメカニズムとは?
食べ物は、食道から胃へ入り十二指腸へと一方通行で流れていくのが普通です。ですがこの胃の蠕動(ぜんどう)運動が逆方向に起こることで吐き気が生じる場合があります。食べ物が胃酸と一緒になって逆流してしまうんですね。こうなってしまうと、嘔吐まではいかない吐き気がする状態が続いてしまいます。
胃の粘膜ほど強くはないのが食道の粘膜です。胃酸が食道に上がってくることによって、食道の粘膜が酸でただれて胸やけになってしまうこともあります。
食後に吐き気があると何か悪い病気ではないのかと不安になりますよね。原因がわかれば対処もできます。検査を行っても異常が見つからない場合もありますが、その原因の多くは胃の働きの低下によるものです。吐き気のある人の胃の裏側の筋肉は硬くなります。硬く鳴ることで血液が悪くなり老廃物も停滞して胃の働きが鈍くなるのです。胃の働きが良くなると血液も流れやすくなり自然と吐き気も治るのです。
吐き気がするときに胃にやさしい食事とは?
胃腸が弱い人は、胃がもたれにくい胃への強い刺激が少ない食事をするといいでしょう。まず胃腸が不調な時に避けたい食事は、冷たい物や唐辛子などの刺激が強いもの、また油物や肉類など胃に負担がかかるものはやめておきましょう。
白いご飯の湯気で吐き気がする、食べようと思えば食べれるけど辛いなど、吐き気の程度が軽い場合は、主食をうどん、肉を食べるならささみなど脂身が少ないもの、野菜なら山芋や小豆、枝豆、海藻類ならモズクやメカブ、ワカメなど酢が入っていないものにしましょう。こんにゃくや寒天、春雨も胃に負担をかけないのでおすすめです。
胃の不調を予防するには、食事に気を付けるのが一番です。ダラダラ食べをせず、食事の時間をしっかり決めるなど、規則正しい食生活を送ることが大切です。吐き気がするときは量を少なめにして食べ過ぎない、塩分や糖分を摂りすぎない、冷たすぎる熱すぎるものは控えるようにしましょう。また意外に思いますが、根菜類も消化が悪いので避けた方がいいようです。
胃の不調で吐き気がするときは我慢をしないで吐く方がいい!?
胃が不調で吐き気やムカつきがあった場合は、食事より水分補給を取るように心がけましょう。
吐き気がある時無理に抑えてしまいがちですが、吐くことを止めるよりむしろ吐いてしまった方がいいそうです。それでも吐けない場合は、塩水をゆっくり飲むことで嘔吐を促すことができます。水200mlに対して小さじ3位の塩で塩水を作りましょう。
吐くものもないのに吐き気がどうしても止まらない場合は、ショウガを飲むことで吐き気が治まることもあります。ショウガ紅茶やお湯にショウガのしぼり汁を加えて飲むといいでしょう。飲みにくい場合は、ハチミツを加えると飲みやすくなります。またまた梅干しもおすすめです。そのまま食べるのはもちろん、お湯に入れて潰しながら飲みます。ショウガも梅干しも食品なので、量や摂り方に決まりはありませんが、無理をせず体調を見ながら摂取していきましょう。
また炭酸飲料などスッとするものが吐き気止めにいいと言われますが、これも個人差があるので試す場合は注意が必要です。いずれにしても、嘔吐後は脱水症状になりやすいのでこまめに水分補給をすることが大切です。
吐き気がおさまった時に摂りたい食事は?
吐き気がおさまったからといって油断してはいけません。その後の食事が大切です。病後は体温が低くなっていることが多いので、温かくて喉が通りやすい栄養があるものを食べましょう。
一番におすすめしたいのは、やはり「おかゆ」です。おかゆから徐々に普通食に戻すことで、胃に負担を掛けずに済むのです。おかゆに梅干しを入れたくなりますが、ここは我慢!刺激が強いので、最初は何も入れずに食べましょう。
米1:水10の割合で作る重湯(おもゆ)から始めるといいでしょう。おかゆを食べても嘔吐をしないようであれば、少しずつ米の割合を増やして調子を戻していきます。
つぶしたかぼちゃを混ぜた「かぼちゃがゆ」もおすすめです。ビタミンも摂れて体も温まります。
1日3食が一般的ですが、胃が不調な時は1日2回程度、昼間に集中して食べるといいでしょう。水分が胃に入ると吐き気が増すので、食事中に飲み物を摂取するのは避けた方がいいようです。飲み物を飲む場合は、食事の前後最低1時間は空けるといいでしょう。