ピアノの才能・・・うちの子供にはある?ない?判断材料は何か!
2017/04/03
ピアノ教室は、今も昔も人気の習い事です。
最初のうちは張り切っていた練習も、そのうち練習もサボりがち…、という子もいるのではないでしょうか?
子供にピアノの才能がある?ない?
判断できる基準はあるのでしょうか。
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この記事のあらすじ
子供にピアノの才能があるのか判断するには?
まずは遺伝的な部分があるでしょう。
次に関係するのは環境。
そして親がどのくらい関わるか。
この三つが大きな要素となります。
遺伝的要素とは、体形、手の大きさ、腕の長さ、筋肉の強度などがあるでしょう。持って生まれた形と言うよりは、筋肉の使い方や指の使い方が人によって違うのです。ピアノを弾くための体の使い方は遺伝的要素を考えながら進める必要があるでしょう。
環境も影響する部分です。音楽は人を笑顔にしてくれます。誰かにピアノを褒めてもらった、ということも良い体験になります。小さな成功体験の積み重ねも、今後音楽を楽しむ上で財産になるでしょう。
また、耳にする音楽や目に入る映像によっても、子供の感性には差が出ることが多いです。攻撃的なゲームなどの映像を長時間見続けている子と、クラッシックなど音楽を良く聞いて、その中のストーリーを想像する子では、同じ事柄に対しても、感受性が違う場合があるのです。親が与える環境にも気を付けたいものです。
子供のピアノの才能は努力と環境にも左右される
ピアノ教室をしていると、生徒さんの親御さんからも、さまざまな質問をされます。親御さんからの多い質問の中に、「習い初めに来た時からその子に才能があるか、ないか分かりますか?」と聞かれることがあります。
本音を言うと分かるのです。初めてのレッスンで、手の形の説明などを受けます。子供たちは見よう見まねで先生をマネします。実は、その時点で、ピアノが上手になりそうな子は分かるのです。ただ、それはその後の努力や環境によって変わります。
理想はピアノで練習して欲しいのですが、今は住宅事情や経済的な理由などで、電子ピアノで練習している生徒さんもいます。電子ピアノで練習していると、楽譜通りの音階で弾けても、指のタッチが弱く、強弱を付けて弾くという点では、やはりピアノには劣るのです。そして一番は、やはり練習量です。意欲的な子は、課題で出た曲より、まだ先の曲を予習してきます。意欲もあり、将来は音楽の道に進める才能がありそうな子には、こちらからも、ご本人・親御さんに、将来のことを伺うことがあります。
今後も音楽の道で進みたいと、希望のある生徒さんには、そのようなレッスンを提供している先生をご紹介することもあるのです。
子供にピアノの才能があるのか、どこで見出したらいいの?
子供にピアノの才能があるかどうか知りたい…。これは永遠の課題でしょう。ピアノ講師をやっていると、確かに技術を身に付ける速さだけではなく、素質を感じるという生徒さんもいます。ただ、それが必ずしも正しいものとは限りません。ただ、音楽業界への進路という点では、少しお話ができるかと思います。
本人が、将来音楽の道に進みたいのか、ピアニストとしてやっていきたいのかを、一度よく考えてみましょう。
将来、ピアニストを目指しているのであればピアノ教室の先生に、その意思を伝え、専門の勉強を早めに始めることをおすすめします。
音楽大学の入試には、聴音のテストがあります。
聴音には絶対音感が必要になります。
絶対音感には諸説ありますが、7歳までにはピアノを習い始めた方がいいとも言われます。
それ以降に始めても、ピアノは弾けても、絶対音感を身に付けるという点では、早いうちからピアノを習った方が有利でしょう。
親が子供の才能を見つけることは可能?
人は生まれながらに親からの遺伝を受け継いで誕生します。肌の色や髪の色、身長の高さ、体質、親からのDNAによって違います。そして、運動能力、絵の才能、音楽の才能、知能などにも違いが出ると言います。そう考えると、努力しても叶う夢と叶わない夢とがあるのです。
幼い頃から、スポーツやピアノを始めるのは有利なことですが、早く始めれば必ずオリンピック選手になれるということでもありませんし、音楽家になれる訳でもありません。努力はもちもんですが、持って生まれたたものに左右されるのです。でも、そこまで突き進むのは、ごく一部の人でしょう。
オリンピック選手になれなくても、運動が好きな健康的な大人になれるでしょう。ピアニストになれなくても、趣味でピアノを弾くことは楽しいですし、学校の先生や幼稚園の先生になった場合、ピアノが弾けることはとても有利なことです。人生が彩り豊かになることは間違いないのです。
ピアノを子供に習わせると良い点
ピアノが子供の習い事として人気な理由としては、初めてでもすぐに音が出せる、というのも上げられるでしょう。小さな子でも、鍵盤を押せば音が出ます。バイオリンやトランペットなどは、初心者がやると音を出すまでが大変です。
ピアノを習う利点としては
1.ピアノや音楽を楽しめるようになる
2.楽譜が読めるようになる
3.音感・リズム感がつく
4.将来、ピアノに関りのある仕事につける
5.他の楽器の習得もしやすくなる
小さい頃ピアノを習っていた子が、少し大きくなってから、違う楽器の道に進むという子もいます。他の楽器が上手という人も、小さい頃にはピアノを習っていた、という人が案外多いものです。仕事につく際も、ピアノが弾けると、幼稚園の先生や保母さん、学校の先生なども、強みになるでしょう。中には、大人になってからピアノを習うという人もいます。
音楽を楽しむ上では、とてもいいことですが、上達のスピードで言えば、やはり吸収の早い子供には勝てないものです。