下痢を伴う発熱。発熱時に悪寒がある場合に考えられる病気とは
2017/03/22
下痢の症状があり、悪寒や発熱がある場合に考えられる病気は?
激しい下痢は辛いですよね?
体力も消耗しますし脱水症状をおこしてしまいます。
いわゆる「食中毒」ですが、「細菌」が原因のものと「ウイルス」が原因のものの2つに分かれます。
脱水症状をおこしますので、こまめに水分を摂るようにして安静にしていてください。
吐しゃ物やその処理の仕方、嘔吐後の食事などもまとめましたので参考にしてみてください。
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この記事のあらすじ
下痢・発熱・悪寒がある時に考えられるのはいわゆる「食中毒」
嘔吐や下痢の症状があると食あたりや、食中毒とひとくくりに言ってしまいがちですが色々なウイルスや菌によって引き起こされています。
感染性胃腸炎は下痢と発熱が主な症状として現れます。『感染性胃腸炎』とは細菌やウイするに感染することにより腸が炎症を起こします。『細菌性腸炎』と『ウイルス性胃腸炎』の二種類に大きく分類されます。『細菌性腸炎』は夏場に多く起こります。いわゆる「食中毒」呼ばれるものですね。
細菌性腸炎も二種類に分かれていて感染型と毒素型があります。感染型は感染してから約1日から4日程度で発症します。症状としては「下痢・腹痛・発熱」です。サルモネラ菌やO-157などが感染型ですね。毒素型は食後2時間から24時間で発症し、吐き気・嘔吐・腹痛ありますが発熱することはあまりないようです。原因菌は黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌などですね。
冬になると耳にするのが、ノロウイルスやロタウイル、スアデノウイルスやエンテロウイルスなどの腸炎を起こす感染症です。インフルエンザに感染しても下痢、発熱、悪寒の症状がみられます。原因菌の特定には費用と時間がかかります。調べているうちに症状が治まってしまいますので原因を調べることはまずありません。
下痢・発熱・悪寒を伴う食中毒、その原因は?
『細菌』と『ウイルス』が食中毒を引き起こす主な原因です。両方とも目に見えない小さな小さなものです。
『細菌』は温度や湿度など細菌が繁殖しやすい条件が揃うと食べ物の中で爆発的に増殖します。そして、その食べ物を食べてしまうと食中毒を引き起こしてしまう事になるのです。
『ウイルス』はウイルス自体増殖することはありませんが、体内に入ると腸管内で増殖して食中毒を引き起こします。夏場のに多い『食中毒』は『細菌』が原因で夏場に多く発生します。
代表的な細菌の種類
・O‐157
・カンピロバクター
・サルモネラ菌
この菌が増殖しやすい室温は20度です。活発に増殖し始めて人間や動物の体温の温度が最も増殖スピードが速くなると言われています。くわえて細菌の多くは湿気が大好きなので気温が高くなり湿度も高くなる梅雨の時期に食中毒が増え始めるのです。
ウイルス性の食中毒には
・ノロウイルス
・ロタウイルス
・アデノウイルス
・エンテロウイルス
などがあげられます。こちらのウイルス性食中毒は冬場に流行することが特徴です。
床へ吐いてしまった時には…感染を広げないように注意して
感染してしまった時には…感染性胃腸炎感染してしまった時にはどう対処したらよいのでしょうか?
〇嘔吐してしまった時には
大人ならトイレへ駆け込むこともできるでしょうが、子供の場合はそうはいきません。 床へ吐いてしまった時には嘔吐物の処理の仕方を間違えると家族内での感染を広げてしまう事になるので注意しましょう。
※すべて使い捨てのものを使用します※
手袋を二重で履きます。エプロン・マスクを着用して自分が感染しないように気を付けましょう。嘔吐物が蒸発すると感染源も飛散してしまいます。嘔吐物をウエスやキッチンペーパー、新聞紙などで覆います。嘔吐物を中央に集めてゴミ袋へ。次亜塩素酸ナトリウム5%の消毒液をウエスやキッチンペーパーにしみこませて2回以上ふき取ります。手袋の外側を内側に折り込みながら外して捨てます。消毒液が残っていれば嘔吐物にかけます。
消毒処理が終わったら、マスク、エプロン、手袋をゴミ袋へ。ゴミ袋は二重にして捨てます。消毒後は部屋の換気もしましょう。思った以上に吐しゃ物は飛び散っています。広い範囲を消毒するようにしましょう。着ていた衣類は捨てるのが理想です。
下痢・発熱・悪寒を伴う症状の疾患とは
吐き気が治まるまでは何も与えてはいけません。最初の嘔吐から数時間で吐き気は治まるはずです。そうしたら水分を与えましょう。吐いている最中は腸の動きが停止しているので水分でも受け付けません。家庭にある麦茶や薄めたリンゴジュース、ミネラルウォーターに砂糖と塩を加えたものを飲ませてみましょう。お腹にたまるような量をごくごく飲ませてはいけません。
吐いてしまうと子供は元気になって食べ物を欲しがりますが嘔吐、下痢が治まるまで食べることは控えて、水分を摂りながら胃腸を休めましょう。食事はお粥や葛湯などを少しづづ食べるようにして様子を見ましょう。嘔吐や下痢の状態にもよりますが、大体5日位掛けてゆっくりと食事を戻していってあげるようにしてください。あくまでも子供の様子を見ながら進めてください。
インフルエンザに感染しても悪寒や発熱、下痢の症状が出ることがある
風邪とインフルエンザの違いについて
『風邪』とはのどの痛み、咳、鼻水などの症状を伴う呼吸器の急性炎症のことを言います。他には発熱、頭痛、食欲不振などの症状も見られますね。『インフルエンザ』とはインフルエンザウイルスの感染により38℃以上の発熱や関節痛・筋肉痛などの症状が特徴です。他には下痢や嘔吐の症状がみられることもあります。
インフルエンザに感染すると大体1日~5日程度潜伏期間がありその後38℃以上の発熱や身体に痛みが出たりします。症状は人によって様々ですが、たいていの場合は症状が4日程度続いた後に回復に向かいます。
肺炎や気管支炎を併発しやすいのも特徴的で重篤化しやすい高齢者や幼児への感染には注意が必要です。インフルエンザウイルスは感染力が強く、流行り出すと多くの人に短い期間で感染が広がるのが特徴的です。
主に飛沫感染ですので、外出先から帰った後や食事の前にはうがい手洗いの徹底で予防しましょう。