婦人科の内診を受ける時にはどんな器具を使うのか
2017/03/23
婦人科系の診察を受ける時に「内診」に抵抗のない女性はいないと思います。
ですが、先生が指や器具を使って直接見たり触ったりしなければ異常があった時にそれを見つけることができないのです。
受診経験のある女性は診察を受ける時にこんなに開脚しなければならないのかと衝撃を受けますよね。
女性である以上避けては通れない「婦人科検診」
力を抜いていると痛みを感じないと聞きますので是非リラックスして検診を受けましょう!
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この記事のあらすじ
婦人科の内診は指や器具を使います
婦人科検診って…女性にとってはイヤなものですよね?
やはりデリケートな悩みであり、かなりデリケートな部分をさらさなければなりませんものね。でもここで避け続けるわけにはいきませんので、覚悟を決めて婦人科検診を受けましょう。
どのようなきっかけで婦人科へ行きますか?
生理不順?不正出血?妊娠?薬の処方?どちらにしても「内診」が必要となります。
内診ってどんなことをするのか知っていますか?
内診を受けた事のある女性なら、カーテンの向こうでカチャカチャという音を聞かされると緊張しない訳にはいきませんよね?どのような事をするのか知らないで受診するとその積極的な検診スタイルにびっくりすることでしょう。ここでは一般的な婦人科の「内診」とはどのような事をするのかを赤裸々にご説明いたします。
婦人科の内診を受ける時にはリラックス。器具を挿入する時に痛みます
婦人科の内診はどのような事をするのでしょうか?
医師が膣に指や器具を挿入して子宮の固さや大きさ、位置などを確認し以上がないかを調べます。婦人科への受診が未経験の方はわかりにくいかもしれませんが、テレビなどで出産シーンを見たことがあるかと思います。あのように足を開脚して検診を受けるのです。ここまで開くの?というくらい開きます。
その時にお尻や足に力が入っていると先生の指やクスコという器具を膣へ挿入した時に痛みを感じることが多いようです。ですから、下半身をさらけ出したままリラックスすることなんて無理でしょうが、頑張ってリラックスしましょう。ただでさえ不快な思いをしなければならないのにその上痛みなんて伴いたくありませんものね?
この「内診」を避けては子宮の異常を調べることは不可能と思ってもよいでしょう。ですので足を広げ指や器具を膣に挿入されるなんて考えるだけで憂鬱ですが、女性である以上、これは避けては通れない道なのです。
婦人科の内診は必ず受けましょう!使う器具も様々
婦人科検診の流れとしては先生が膣に指を直接挿入しながら子宮の状態を確かめる「触診」の後に器具を使って子宮の状態を直接目で見て確かめます。
この時「クスコ」という鳥のくちばしのような器具を膣に挿入して広げ覗くようです。この器具にはサイズがあるようですが、小さいサイズだと見えにくいようですし、小さいからと言って痛くないというわけではないようです。他には経腟プローブという棒状になった超音波器具を膣から入れて子宮の内部をチェックすることもあります。
それから子宮頚部をエンドサイトという棒状のもので擦り子宮頚部の組織を採取します。いわゆる子宮頸がんの検査ですね。とにかく婦人科の先生はプロですので、私たちは力を抜いて台の上で足を広げ先生が診察しやすいようにリラックスしているほかないのです。
婦人科の検診は定期的に受けましょう
では内診をしてどのような事を調べるのでしょうか?
先ほどは「触診」と言って膣に指を入れもう片方の手でお腹を押したりしながら子宮の状態を調べることを説明しました。他には膣への感染症や卵巣の異常、おりものの色、などを素早く診断していきます。これらはお腹の上から超音波検査をしてもわからないことなのです。ですから避けては通れないと覚悟を決めて受診しましょう。妊娠を機に受診したとしても婦人科系の不安により受診したとしてもこの「内診」はほとんどの場合することになると思います。
私は結婚が決まった時に「ブライダルチェック」として婦人科の検診を受けました。特に自覚症状はありませんでしたが、結婚して子供が欲しいと思っていたので「調べておこう」位のきっかけでした。そしてその時の内診が、なかなか終わらなく、先生が看護師さんへ「タンポン持ってきて」なんて指示しているのです。
説明のないまま内診を終えて、診察室へ戻ると「子宮口に小さいけれどポリープができていたので切除しました。病理検査へ回しましたけど、たぶん大丈夫でしょう。消毒と止血のためにタンポンが入っていますので明日の夜に抜いてください」と言われました。びっくり!
この自覚症状のないままにポリープができていたことと、検診で切除できることにびっくりしました。この検診がなければポリープは大きくなっていったでしょうし、このポリープのせいで妊娠できなかったかもしれません。放置しておけば悪性の腫瘍に代わっていたのかも…とにかくあの時ばかりは「定期検査は大切なんだ」と実感しました。
婦人科検診を受ける前に…
婦人科への受診をする時に気を付けたいこと。
前日には必ずお風呂に入り清潔にしていきましょう。
服装は着替えやすいものがよいでしょう。
狭い場所で着替えることになると思います。
器具や指を直接膣に挿入するのでもしかすると診察の後に出血することがあるかもしれません。
ナプキンをもっていった方が安心です。
脱いだら覚悟を決めましょう。もう力を抜いて内診台へ座るしかありませんね。思っているよりも不快ではないと思いますし、思っていたよりも時間がかからず終わることと思います。内診の時にどうしても耐えられない痛みがある場合には先生に伝えましょう。不安や疑問がある時には先生に質問しましょう。せっかく頑張って受診したのだから、スッキリさせて帰りましょう!