芥川賞と直木賞の違いとは?その歴史や正式名称も教えます!
2017/03/08
年2回発表されている「芥川賞」と「直木賞」。受賞作が本屋さんに並んでいるのを見たことはあるでしょう。
でもこの2つの賞の違いはわかりますか?正式名称を知っていますか?
意外に知られていない「芥川賞」と「直木賞」の違いについて詳しく説明します。
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この記事のあらすじ
芥川賞と直木賞の違いとは?正式名称は?
『芥川賞』と『直木賞』。
誰もが耳にしたことのある賞ですが、この呼び方は通称なのです。正式名称は、『芥川龍之介賞』、『直木三十五賞』となります。有名な小説家の名前がそのまま賞の名前になっているのです。
芥川賞は、純文学作品の新人に与えられる賞です。
直木賞は、新人から中堅の作家で大衆小説作品に与えられる文学賞です。比較的、無名とされる方に贈られます。
芥川賞と直木賞の違いはさまざまあります。
作品のカテゴリが違うというのがまず、大きな違いです。芥川賞は純文学、直木賞は大衆小説です。作品の長さも違いがあるのです。芥川賞は短編から中編くらいのものとされています。直木賞は長編も含まれるのです。受賞対象も違います。
芥川賞が作品を書いた人物が対象ですが、直木賞は作品そのものが対象なのです。このことは知らなかったという人が多いのではないでしょうか。
作者のキャリアの長さも関係してきます。芥川賞は新人に贈られる賞で、直木賞は無名で新人から中堅クラスと言われ、対象者が幅広いのです。直木賞の選考では、すでに実績のある作家が選ばれることが多く、新人が直木賞をとるのは難しくなっているようです。
芥川賞や直木賞をきっかけに、世の中に幅広く名前を知ってもらうことができるでしょう。
芥川賞と直木賞にはこんな違いがあります!
ニュースや書店などで、『芥川賞』や『直木賞』という言葉をよく見聞きしますよね。この二つの賞にはどのような違いがあるのでしょうか。
《芥川賞》
純文学の小説に贈られる賞です。
純文学とは、大衆文芸(小説)や一般的な小説に対して、商業性よりも“芸術性”や“形式”に重んじている小説の総称です。
長さは短編~中編で、新人や無名作家から選考されます。
《直木賞》
大衆文芸(小説)に贈られる賞です。
大衆文芸(小説)とは、純文学に対して芸術性よりも“娯楽性”や“商業性”に重んじている小説のことで、『娯楽小説』や『通欲小説』などとも呼ばれています。
長さは短編~長編で、新人、無名、中堅作家から選考されます。
どちらの賞も、正賞に「懐中時計」を。副賞に「100万円」を贈られるようです。大きな賞のわりには賞品がすこし少なく感じますが、作家にとっては賞金よりも、名誉を得ることのほうが価値があるのでしょう。
芥川賞と直木賞の決定的な違いは【ジャンル】
「芥川賞」はその名の通り芥川龍之介の功績を讃えられてつくられたもので、純文学が選考基準の無名または新人作家が対象の文学賞です。反対に「直木賞」は大正・昭和に活躍した作家、直木三十五(なおきさんじゅうご)の功績を讃えられてつくられたもので、大衆文学が選考基準の無名または新人作家が対象の文学賞です。
両賞の決定的な違いは「ジャンル」です。とはいっても、「純文学」と「大衆文学」の違いもよくわからないですよね。
「純文学」は大衆文学と比べると芸術性や形式についての重きをおいた小説で、一つのテーマに基づいて書かれることがほとんどです。
「大衆文学」は純文学と比べて娯楽性や商業性を重んじ、ストーリーや話の展開を意識して書かれます。多くの人が理解しやすい作品と言えます。
これらはジャンルによって確立されているので、全ての文学を最高峰と分類することは難しいと言えます。「ノーベル文学賞」は純文学が対象なので、最高峰と評することは出来ないのです。
それぞれ確率された分類なので、それぞれ各分野のプロがいます。純文学や大衆文学に限らず、ミステリーや時代小説それぞれに最高峰があると言えるのです。ちなみに選考は両賞とも同じ会場で行われ、場所は築地にある「新喜楽」という料亭の1階と2階で行われるそうです。
芥川賞と直木賞の歴史について説明します!
よく耳にする、芥川賞と直木賞これってどんな賞のことを言っているの?ジャンルは同じなの?
その違いについて調べてみました。
まず芥川賞とは、どんな賞のことを言うのでしょうか?
「純文学」純粋な芸術性を目的として作り出される文芸作品と言うもので作品に対して贈られる文学賞と言われています。
・1935年に創設
・菊池寛が文藝春秋を設立しつくられた賞
・芥川龍之介の功績を讃えてつくられたもの
・対象となるジャンルは「純文学」
・無名または新人作家が対象
・正賞として贈られるのは懐中時計
・副賞として贈られるのは賞金100万円
・発表は年2回(1月・7月)
次に直木賞についてご紹介します。
「大衆文芸」は、純文学に対して芸術性よりも娯楽性にウエイトを置き、小説のある共通点を持つ個々のものを何種かまとめたもの。
・1935年に創設
・菊池寛が文藝春秋を設立しつくられた賞
・直木三十五の功績を讃えてつくられたもの
・対象となるジャンルは「大衆文芸」
・無名または新人作家が対象
・正賞として贈られるのは懐中時計
・副賞として贈られるのは賞金100万円
・発表は年2回(1月・7月)
この2つの文学賞を創設したのは同じ人物であり、賞金や発表時期も同じで、違いはそんなに多くありません。
芥川賞と直木賞の違いは、ジャンルの違いと言うことがわかります。
芥川賞と直木賞、どっちが上なの?
芥川賞と直木賞。
この賞を知らない人はいないと思いますが、どちらの賞の方がすごいのか、と疑問を持ったことはありませんか?どちらも権威のある賞ですが、対象になるジャンルというのが、そもそも違うのです。
芥川賞は、無名・新進作家が対象とされ、小説のジャンルは純文学短編とされています。純文学というのは、芸術性や形式を重視した小説のことです。
直木賞は大衆文学が対象で、作家は中堅クラスの方々も選考に入ります。
大衆文学ということえで、さまざまなジャンルが含まれます。
大衆文学は娯楽性の高いエンターテイメント小説もあります。
最近はジャンルもさまざまで、素晴らしい作品が多くあります。
賞の選考委員も別々の方が行っています。ですので、比べて、どちらがすごいかと格付けすることは難しいのです。
この芥川賞と直木賞は50年以上も続く、歴史のある賞です。
今まで知らなかった作家さんをこの賞の受賞で知るという人も多いでしょう。
受賞作品は一度読んでみたいと思いますよね。受賞作品には、今の世相を反映しているものもあり、面白い中に考えさせられるものも多いでしょう。