小学校の教員免許を最短で取得するには？２種免許は最短〇年間！

小学校の免許を最短で取得できる場合、どのくらいの期間を要するのか気になりますよね。

今回は、小学校の免許を最短で取得できる人・できない人について調べてみました。

これから小学校の教員を目指す方必見の内容となっています。ぜひご覧ください！

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小学校の教員免許を最短で取得するには？

高卒だけど教員を目指したい、また教職課程をとっていないけれど教員になりたいという方は、「小学校教員資格認定試験」というものがあるのをご存じですか？

受験資格は高卒・２０歳以上で、１次試験、２次試験、指導の実践に関する事項に係る試験と三段階の試験に合格すれば小学校２種教員免許状の取得が可能です。
小学校２種教員免許状というのは短大で教職課程を履修したときに取得できる免許状です。これで先生になれる資格が取れるのですから、資格試験としては難関の部類に入ります。
合格率は発表されていませんが、受験自体も２８年度で会場が国内で６カ所の大学しかありませんので、誰でもが気軽に受験できるわけではありません。

既卒の場合には大学での履修によって取得可能ですが、受け入れとしては母校でないと受け入れないという大学が多いようです。

その他の手段としては、教職課程のある大学に編入するという手段もあります。
教職課程に必要な単位は少なくないため、２年次に編入するのが妥当かと思われますが、多くの大学では短大修了後の３年次としている場合が多いので、２年間通学し、教員免許状を取得することになります。

小学校の教員免許に必要な単位がないと、最短でもかなり時間がかかる？

教員免許状を取得するために、大学に編入せずに単位を取る方法があります。それは大学の教職課程を通信教育で履修する方法です。

大学に編入するより期間も短く、費用も安く済む場合もあります。

もちろん一般の大学の既卒であれば、教員免許状を取得したい場合には、不足している単位のみを取れば良いことになります。
しかし最終学歴が高校卒業の方の場合、大学卒業するための単位と教員免許の単位を取得する必要があるので、取得しなければならない単位も多く、学習期間や学習方法も異なってきます。

しかも、小学校の普通免許状を取得するに当たって平成１０年より文部科学省が定める社会福祉施設や特殊教育書学校において介護等の体験を行い、証明書を提出することが義務づけられました。

介護等の体験をするためには受け入れ校の計画や指導もあるので、こちらの都合で決められるものではありません。従って教員免許関連の単位を過去に取得してこなかった方は、免許取得までには2年から3年要することになるでしょう。

小学校教諭２種免許は最短1年間で取得できる！？

教員免許状は各大学が認定するものではなく、各都道府県の教育委員会が必要な単位を確認し発行するものです。

小学校教諭２種免許状ですと、教科に関する科目４単位、教職に関する科目３１単位、教科又は教職に関する科目２単位の計４５単位を取得することが必要です。
極論を言えば必要な単位を１か月で取得すれば、１か月で教員免許を取得することが出来ます。

しかし実際、大学での教職科目の講義やレポート、試験は数ヶ月のカリキュラムで構成されており、提出の回数や実施の期間を考えると１か月での終了はなかなか厳しいのが現実のようです。

また教育実習等も含めると、実施校の都合もあるので実際、取得にかかる在籍期間は変わってきます。当然、学習の進度や条件によって取得までの期間は変わってきます。

前期入学でなおかつ介護等体験実施済みで中学校教員免許をすでに取得している場合には、小学校教諭２種免許状は最短１年間で取得することは不可能ではありません。

社会人でも小学校教員免許を取得できるの？その方法は？

社会人や主婦でも小学校教員免許状を取得しやすい方法があります。

それは通信で教職課程のある大学で小学校免許状の取得を目指す方法です。

通信制大学では『自宅学習＋スクーリング＋実習』が主な学習スタイルなので、仕事を持っている方でも、子育てや家事に忙しい人でも基本自宅で自分のペースに合わせて学習が出来ます。
スクーリングでの学習も必要ですが、大学でスクーリングの日程を短期に集中させたり週末に設定したりと比較的受講者が受けやすいよう配慮されています。

教育実習は一定の期間行うことが必要ですが、実習を行うことで実務経験や指導技術、現場の先生方との繋がりができる有効な期間です。

通信制大学では、単位の取得次第では２種免許状ではなく、１種免許状の取得も可能です。小学校教員資格認定試験も受験しなくても、小学校教諭の免許が取得することができるのです。
さらに大学によっては学校図書館司書など様々な資格も取ることが可能になるので、学校現場ではその資格が重宝されることがあります。

一般の大学と比べて費用も安く済むので、既卒の方にも人気ですし、現在、学校現場においても一般の大学を卒業して会社に勤めながらも通信制大学で免許状を取得し、教員になられた方もたくさんいます。

中卒独学で小学校の教員免許を取得するのはほぼ無理！？

「教育職員免許法」　第２章 には普通免許状は、別表第１若しくは第２に定める基礎資格を有し、かつ、大学若しくは文部大臣の指定する養護教諭養成機関において別表第１若しくは第２に定める単位を修得した者又は教育職員検定に合格した者に授与する。
ただし、次の各号の一に該当する者には、授与しない。とあります。

1. 18歳末満の者
2. 高等学校を卒業しない者（通常の課程以外の課程におけるこれに相当するものを修了しない者を含む。）。ただし、文部大臣において高等学校を卒業した者と同等以上の資格を有すると認めた者を除く。
3. 禁治産者及び準禁治産者
4. 禁錮以上の刑に処せられた者
5. 免許状取上げの処分を受け、当該処分の日から２年を経過しない者

日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入したということで、つまり１８歳以上でも中卒では教員免許は取得できません。しかし大学入学検定試験に合格していれば取得することが可能です。

現実には中卒で、独学で小学校教員資格認定試験に合格し、自治体の採用試験に合格して教員になったと言う方にはほとんどお目にかかる機会がありません。
それだけ厳しい道であると共にもしそのような方がいれば教員への道が新しく確立されることでしょう。