水泳のバタフライはタイミングとリズムが一番大切!
2017/03/01
水泳には4つの泳法があり、その中でも最後に習得すると言われるのが「バタフライ」。
ダイナミックな泳ぎのバタフライですが、その泳ぎ方で大事なのは「タイミング」と「リズム」と言われています。
そこで今回は水泳のバタフライの手足のタイミング、きれいに楽に泳ぐ方法などご紹介します!
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この記事のあらすじ
水泳のバタフライは手足のタイミングが重要!?
近代4泳法と呼ばれる泳法では、①クロール ②背泳ぎ ③平泳ぎ ④バタフライの順で習得していくのが一般的な方法です。
バタフライは最後に習得する泳法、つまりそれまでに培ってきた泳ぎや水に対する感覚や技術を存分に利用しながら泳ぐ泳法でもあります。
とは言え、最後に習得する泳法だけに、それまでの3泳法はまずまず泳げたとしても、このバタフライの習得は少々難しく、そこでつまづく人は割と多く見られます。
しかしながら、見た目的にも一番派手で尚且つ美しいバタフライは「私、泳げます」ということの代名詞でもありますので、水泳の上達を志した人であれば、やはり完泳まで頑張りたい、そして最終的に一番憧れる泳法でもあります。
そして実際、練習に取り組んでみるとこれがなかなか難しい。
それまでの3泳法は習得できているだけに、なかなか出来ないとイライラが募って、つい力任せで泳ぎたくなってしまします。
しかし、それがそもそもの完泳への遠回りの道になってしまっているのです。
バタフライは決して力任せでは泳げない泳法で、ポイントの一つに挙げられるのは「プル(手)とキック(足)のタイミング」です。
タイミングが合えば、それまでの水や泳ぎに対する感覚も十分発揮できるというものです。
次は、その感覚をしっかりと活かしながら、まずキックの仕方を覚えてみましょう。
水泳のバタフライは最もタイミングとリズムを必要とする泳法!
バタフライは見た目的に力強くダイナミックな泳法なので、実際の泳ぎでも、なかなか泳げない事も手伝って、つい力を入れて泳いでしまいがちな泳法ですが、他の3泳法に比べ、最もタイミングとリズムを必要とする泳ぎでもあります。
そのタイミングとリズムと取るためにも欠かせないのがキックです。
バタフライのキックはドルフィンキックと呼ばれる、両足を揃えて波を打つようなイメージのキックです。
腕が大きく動いて上半身で引っ張るような泳ぎに見えますが、バタフライにもやはりキックは欠かせません。
お勧めのキックの練習方法は、クロールの時に練習した蹴伸びバタ足の足をドルフィンキック変えて行う練習方法です。
極論で言えば、クロールのキック=バタ足を両方一緒にやればバタフライのキックになります。
しかしそれでは感覚的に分かりにくいので、具体的な練習方法をご紹介します。
初期の段階では膝を曲げて伸ばしての繰り返しで構いません。
その時気をつけなければならないのは、あまり躊躇せずに力強く蹴り込む事です。
テレビなどの映像で見るドルフィンキックは滑らかに足が動いているように見え易いので、その形を真似したくなってしまいますが、あの映像から見えているドルフィンキックは、力強くキックし、それをコンビネーションで泳ぐ時に最大限に活かせるように泳者各々が何年も練習してきた結果のキックの形になります。
つまり決して滑らかに動いているだけではありませんので、くれぐれも初期の段階ではその形に拘り過ぎず、とにかく力強く、慣れてきたそれに鋭さを加えるようなイメージでキックされることをお勧めします。
腰が動いたり、腕から足までうねるような感じで見えるのもキックを力強く打っているからです。
慣れてくると、実際に腰を動かしたりうねりを意識しながらキックするようになります。
しかし慣れるまでは、腰を動かした結果、とか、うねりを意識した結果キックしているのではなく、力強くキックした結果、その反動で腰が入ったり全身がうねるのだということ意識して下さい。
そしてこのキックに手をつけていく訳ですが、バタフライのキックは手を1回かく間に2回キックするのが通常の回数です。
1回目のキックと2回目のキックの強さを変えるということをよく聞きますが、バタフライがまだ苦手で現在泳法習得中という状況で考えると、何回目のキックでもしっかりと打つ事が大切です。
回数におけるキックの役割であったり、強さ加減というものは、泳ぎ込むにつれ自然に覚えられるものですので、習得段階では気にしない方がいいです。
それよりもとにかく力強く鋭く、膝が伸び切るまでキックを打ち込むことを意識して下さい。
水泳のバタフライで手足を合わせるタイミングは?
バタフライは平泳ぎから出来た泳ぎです。
平泳ぎという泳法で大切になってくるのは蹴伸びです。
その平泳ぎの伸びを取っている蹴伸びの形とバタフライの手を前に伸ばしている形はほぼ同じ形です。
そしてバタフライの1回目のキックを打つタイミングは、この手を前に伸ばして伸びを取っている形の時に打ちます。
その手で水を後ろにかいて、かき終わった時点が2回目のキックのタイミングとなります。
正確に記載するならば、こんな単純な合わせ方では微妙なタイミングまで合わせられるとは言えませんが、習得段階ではまずこのやり方から始めれられる事をお勧めします。
加えて練習をする際はノーブレス=息継ぎなしで練習された方がいいでしょう。
手と足のタイミングに集中できるので、より効率的に練習ができます。
この時の手は水をかくのではなく、ただ前から後ろに移動するだけで大丈夫です。
一度にたくさんの要素を盛り込むより、とにかくタイミングだけに意識を集中するように心掛けて下さい。
そして手を足のタイミングを合わせる過程で、先ほどのキックと同様に自然に生まれてくるのがうねりです。
その3つが合致した時に出てくる泳ぎ全体の流れが、まさに波型のウェイブ泳法、平泳ぎと同じということになるわけです。
水泳のバタフライをきれいに楽に泳ぐには?
バタフライはいくらタイミングが合えば楽に泳げる泳法と言っても、やはり体力を使う泳ぎであることに違いはありません。
手をかく時も勢いや力だけでかいていたのでは、ただでさえ疲れる泳ぎも2割増しで疲れてしまします。
たとえ2割増しの疲れで泳げたとしてもせいぜい25Mが限界。
遊泳と呼ばれる泳ぎに程遠い泳ぎにならざるを得ません。
正確なバタフライのストローク技術を習得することは、きれいで楽なバタフライへの近道となる要因の一つです。
ではバタフライのストロークを順を追ってご説明します。
- エントリー(水をかく準備)/両手を肩の延長線上伸ばします
- キャッチ(水を掴む動作)/平泳ぎを少し大げさにしたようなイメージで左右に手を開き水を掴みます
- プル(掴んだ水をかき込む動作)/ 大げさな平泳ぎのイメージで開いた手の位置からおへそ目がけて水をかき集めるようなイメージです。
- フィニッシュ(集めた水を後ろにかく動作)/おへそに集まってきているような手をそのまま外側へ押し出すように肘を伸ばしていきます。
- リカバリー (かいた手を元の位置へ戻す動作)/そのまま肩から大きく横へ振るようにして水面上を通り元の位置へ戻します。
バタフライの手は前述の足と同じで、極論を言えば、クロールの手を両方同時に行えばバタフライのストロークになるはずです。
バタフライのストロークの感覚、特に戻す時の感覚が掴みにくいという方は、クロールの時に、肩から大きく回せていない可能性がありますので、今一度、クロールのストロークをチェックされるのもいい方法かもしれません。
水泳バタフライの泳ぎ方を指導する際のポイントは?
バタフライは平泳ぎからできた泳ぎと先ほども申し上げましたが、呼吸のタイミングも平泳ぎと酷似していることになります。
バタフライの呼吸のタイミングは平泳ぎと同じ感覚のタイミングで顔を上げるように伝えると、子供も大人も割と分かり易いです。
分かりにくければ、まず大げさな平泳ぎを泳いでもらってそのイメージを掴んでもらい、次は手は大げさな平泳ぎで足はドルフィンキックという、いわゆるドル平を泳いでもらいます。ここまでくるとほとんどの人がだいたいのイメージは掴めますので、あとはあまり細かい事を言わない方が賢明です。
一番最初に申し上げましたが、バタフライは近代4泳法の中で一番最後に習得する泳法です。
それまでそれぞれに色々な苦労して3泳法を習得してきたので、知識として分かっていなくても、体が水や泳ぐ感覚をそれなりに覚えてきているのです。
あとはその人の今まで培ってきた感覚に任せてあげた方が上手くいく確率が高いですし、本人も「自分でタイミングを見つけた」という達成感もあり、さっきの腕の2割増しのしんどさも3割増しの嬉しさで帳消しになると思います。
キックや手のかき方などは、いくらクロールを両方一緒にしたものと同じと言っても、それは理論上の話で合って、感覚はやはりクロールとは違います。
なので指導のポイントとしては、キックの仕方や手のかき方などは伝えてあげますが、あとはノーブレバタフライを繰り返し行って、全体像に慣れさせてあげる事。
また、呼吸をつけてのバタフライを早い段階から泳がせる事は、気持ちの部分でも焦りを生む事になりますので、それはやめておいた方がいいという事になります。
特に子供の場合は人生経験もそれに伴う知識もありませんので、指導員が「こうだ」と話すと「そうなんだ」とそのまま受け入れ、それを実行しようとしてしまいます。
今まで培ってきた泳ぎの感覚が「それはちょっとおかしい」と言っても、指導員の言う事を聞こうとします。
だからこそ指導員は、指導を決めつけたりマニュアルに沿ってやるのではなく、その子の泳ぎの個性を、伸ばせないにしても、少なくともつぶすことがないように気をつけなければいけません。
要は、たとえ子供とは言え、それまで苦労して培ってきた泳ぎの感覚があるのですから、それを信じてある程度任せてあげるのが一番です。
つまりこの段階に来たらあまり触り過ぎない事。これが一番の指導のポイントと言えるかもしれません。
子供は大人に比べて知っている知識が少ないです。
しかしバタフライの知識をいっぱい持っている大人の指導員より、知識がなくても体が知ってる子供の方が、はるかにバタフライが上手いのです。