アレルギーによる湿疹はいつ消えるの?湿疹が出た場合の対策!
2017/03/08
アレルギー症状の一つに湿疹があります。かゆみも伴いますし本当に辛いですよね。
アレルギーによる湿疹はいつ消えるものなの?湿疹が出た場合の対策は?アレルギーではなく乳児湿疹の場合は?
湿疹が出た場合の対策を考えてみました。
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この記事のあらすじ
アレルギーによる湿疹はいつ消えるの?
赤ちゃんを育てていくうえで気になることの1つが食物アレルギーですね。
離乳食を始めるとどんな食材でアレルギー反応が出るのか心配になってしまいます。赤ちゃんが食物アレルギーを持っていた場合、アレルギーの症状である湿疹はいつ消えるものなのでしょうか?
まずアレルギーの症状ですが、食物が触れた口の周りなどが赤くなる程度の軽いものから、湿疹だけでなく嘔吐、下痢、呼吸困難が起こる重度のものまで様々です。ですので、湿疹が消えるまでの時間は人それぞれになってしまい一概には言えないのが現実です。軽いものだと30分ほどで赤みがおさまる場合もありますし、中には翌日に湿疹が出るなんてこともあるようです。
赤ちゃんに初めての物を食べさせたときは、赤ちゃんの機嫌や様子に変わりはないか、湿疹などが出ていないかを注意深く見る必要がありますし、次の日も少し様子を見ておくとよいですね。アレルギーが出た場合は、軽いものであれば何度か経験を増やす中で、どの程度で湿疹がおさまるのか予測することもできるでしょう。
アレルギー湿疹と似ている乳児湿疹はどのくらいで消えるの?
アレルギーの湿疹と似たものに乳児湿疹があります。
生後2週間くらいから赤ちゃんの顔や体に出る湿疹を総称して乳児湿疹と言い、赤いぽつぽつしたものだけでなく、かさかさしたものやジュクジュクした状態になるものもあります。この乳児湿疹はほとんどの赤ちゃんが経験するもので、数か月たてば自然に治るものなので心配はいりません。
一方で食物アレルギーは、特定の食品を食べることで起こる症状です。
通常私たちの体には、異物が体内に入った場合に除去しようとする免疫という機能が備わっています。予防接種ではごく弱い菌やウイルスを体内に入れることで、その菌やウイルスと対抗する物質を作るという免疫の働きを使っています。食物アレルギーの場合、特定の食品を異物と判断してしまい、免疫が働いて攻撃してしまうために起きてしまうのです。免疫自体は私たちにとって大切な働きなのですが、普段口にする食品を異物と判断してしまうとやっかいな食物アレルギーとなってしまうのですね。
食物アレルギーと湿疹との違いは?症状が消えるパターンはあるの?
食物アレルギーと湿疹とは何が違うのでしょうか。
それは食物アレルギーの症状が湿疹だけではないという点が大きな違いで、とても多くの症状があるのが食物アレルギーです。症状の出方は子どもによって大きく異なり、1つだけしか症状が出ない子もいれば、いくつかの症状が同時に出る子もいますし、重症度も異なります。
食物アレルギーと聞くと、アレルギーの原因となる食品を食べた直後にじんましんが出たり、アナフィラキシーショックの状態になるものを思い浮かべるかもしれません。そうした場合、食物アレルギーがあると断定できます。しかし、実はなかなか分かりにくい症状もたくさんあるのです。
例えば、口の周りが赤くなって食物アレルギーのように見えても、塩気の強いものなど食物自体の刺激で赤くなることもあります。咳や嘔吐、下痢といった症状も食物アレルギーの症状としてありますが、風邪なのか、食べ過ぎなのかわかりにくいことがあります。また、アレルギーのある食物を口に入れると吐き出してしまう子どもがいます。これはアレルギー症状によって口の中が痒くなったりイガイガしてしまうからで、親が見過ごしてしまうことが多いパターンと言えます。
アレルギーによる湿疹にはどんな薬が効くの?注意点は?
アレルギー症状が出て、痒がっていたら何とかしてあげたいですね。
皮膚に炎症が起きた場合はどんな薬を使ってあげればよいのでしょうか。アレルギーが原因の場合はステロイド薬を使うのがおすすめです。ステロイドによって過剰な免疫反応を抑えることができます。痛みや炎症などを引き起こすアラキドン酸という物質の働きを抑えてくれるのです。反対にアレルギーによる湿疹ではなく細菌感染の時は抗生物質を使って最近を抑えるのがよいでしょう。また、炎症はひどくないが痒みだけあるという時は、抗ヒスタミン薬やクロタミトンなどの鎮痒成分が配合された薬がおすすめです。
先ほどアレルギーが原因の場合ステロイドがおすすめと言いましたが、ステロイドには使い方に注意が必要になるので上手に使う必要があります。まず、長期使用によって皮膚が委縮し固くなるなどの副作用があると言われています。効果がある反面副作用もある薬ですので、医師や薬剤師に相談をして上手に使うとよいですね。
アレルギーになってしまったらもう治ることはないの?
あなたは「一度アレルギーになってしまったらアウト」ということを聞いたことがありますか?花粉症になってしまったら一生付き合っていかないといけない、なんて聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、これは発症したアレルギーの種類によって大きく異なるんです。大人になってから発症したものほど治りにくい傾向があるようで、乳幼児に発症することが多い食物アレルギーは、その9割が小学校入学までに治ると言われています。これに対してぜんそくは5割しか治らないと言われていますし、大人になってから発症した花粉症が治るのは稀なケースだと言われます。
なぜ子どものうちに発症した食物アレルギーは比較的治るのでしょうか?
それは免疫が未熟な子どものうちだからアレルギー反応がでやすいのであって、成長するにつれて免疫機能が発達すればアレルギー反応が起こりにくくなるからだと言われています。アトピー性皮膚炎も成長して皮膚に厚みが出てくることで改善がみられるとも言われます。赤ちゃんから幼児期にかけては心配な食物アレルギーですが、多くが治るものなので大変ですが付き合っていく必要がありますね。