メダカを孵化させやすい水質とは?孵化させるポイント!
2017/03/14
メダカの産卵には水温・光・水質の3つの条件が必要であり、メダカを孵化させたい場合に気を付けたいのが、水の管理です。
メダカを孵化させるための水は水道水でも大丈夫?メダカが孵化しやすい水温は?
メダカを孵化させるポイントをご紹介します!
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この記事のあらすじ
メダカを孵化させるための水は水道水でも大丈夫?
メダカを孵化させたい場合、卵を別の容器に隔離させなければなりません。
そしてその容器に入れる水はカルキ抜きを使用しない水道水を使います。水道水には塩素が含まれるため、カルキ抜きを使用しないと魚にとって毒なのですが、メダカの卵に限っては例外であり、塩素が含まれる方が良いのです。その理由として、孵化が失敗する卵の原因の多くが水カビによって引き起こされるのですが、塩素はこの水カビの半繁殖を抑える効果があります。もし、メチレンブルーをもっていれば、水道水に少し青みがつく程度入れます。こうすることで、水カビが発生することはほぼないでしょう。次に、メダカの卵が回収できたら、フェルトなどの上に置き、優しい力で転がします。
もし、これを行わなければ、卵にもともとついている付着糸と呼ばれる糸から水カビが発生してしまう恐れがあるからです。メダカの卵は少しの力では潰れませんが、中には簡単に潰れてしまう卵もあります。そういった卵は無精卵と呼ばれ、受精していない卵なので気にすることはないです。この時の注意点として乾燥に気を付けて長時間やれないことです。これができればあとは、水道水の張った容器に入れておきます。
容器の水は毎日取り換えるようにしましょう。日々の観察の中で、卵が白くなったものやメチレンブルーによって青くなってしまう卵もあるかもしれませんが、そういった卵は無精卵か死卵のため、見つけ次第取り除くようにしましょう。放っておくと、水カビの原因になります。容器の下に、白い紙や画用紙を置いておくと発見しやすくなります。メダカの孵化にかかる時間はだいたい、250℃÷水温÷日数となります。なので、おおよそ10日~2週間程度になるでしょう。
メダカが孵化しやすい水温は?
メダカが産卵を開始する条件として、水温、光、水質があります。自然界のメダカは地域にもよって異なりますが、だいたい4月~10月に産卵しています。なので、できるだけ自然界と同じ条件を作ってあげることでメダカも産卵してくれるようになります。
具体的には、水温は18℃~20℃以上が望ましいです。そして、光の当たる時間が12~13時間以上であること、そして、pHが約8~9のメダカが元気に泳げる水質が良いです。以上の条件を整えることができれば、1週間以内に産卵を見ることができるでしょう。メダカは日光がなければビタミンAやDが不足してしまうため必ず光を当てましょう。
また、自然界と同じように春~夏だけでなく、ヒーターや蛍光灯により条件を整えられれば冬場でも産卵を見ることができます。産卵には雄のメダカと雌のメダカが必要なのは当たり前ですが、雄が雌より多めにいる方が産卵しやすいです。なぜなら、雄の交尾刺激が産卵のためには必要なため、雄が多い方がよりおおく交尾刺激を行ってくれるからです。雄の数が雌の数の1/3程度になるよう調節しましょう。
メダカの孵化に成功!稚魚の生存率を上げる水とは?
孵化したてのメダカはよく目を凝らさなければ見ることができないくらい小さな体をしています。この状態が針子と呼ばれており、メダカの赤ちゃんという意味です。一匹針子が孵化すると次々と孵化を始めます。この針子から大人のメダカに育てることがとても難しいです。針子の状態から約2週間の間を乗り切れるかどうかで、メダカの稚魚の生存率が大きく変わってきます。この2週間をいかに育てるかですが、まず疑問に上がってくるのがサの問題です。
針子は約2日間、初めから自分たちの中にある養分で生きていくことができるのですが、養分がなくなったあとのエサはどうしたらいいのか。稚魚は小さいですから当然大きいエサは食べることができません。具体的にはエサの大きさが自分たちの目で見てわかるような大きさではまず食べられません。なので、エサの形状が粒ではなく、パウダー状になっているエサを与えます。これでも飼育が難しいと感じるようでしたらグリーンウォーター(緑水・青水)を使うのも一つの手です。
グリーンウォーターとは植物プランクトンが豊富にいるため水が緑色をしています。このプランクトンが稚魚の成長の手助けとなります。しかし、グリーンウォーターを使用すると泳いでいるメダカが見にくくなってしまうため、メダカの状態を把握しにくいといった点もあります。エサにはさまざまありますが、大分メダカ日和ではパウダー状のエサに加えてゾウリムシなども与えることによって元気に育てることができています。
メダカが孵化する時期は?飼育環境で注意することは?
メダカの卵は産卵後約7日~2週間程度で孵化が始まります。一匹生まれるとそこから次々と生まれていくため、孵化後の卵の殻がゴミとなって溜まってしまいますので、これらをスポイトなどで取り除くようにしましょう。
孵化直後の稚魚は4mm~5mm程度であるため、肉眼で観察することは容易ではありません。孵化後3日は卵黄という初めから体内にある養分を使って生きています。その後はエサを食べ始めるため、エサを与えないといけません。当然稚魚は小さいため、親メダカと同じ大きさでは食べることができないため、親メダカのエサをすりつぶしてパウダー状にして与えるようにします。この時、与えたエサが一定時間水面で浮いておく必要があります。
また、稚魚が食べきれないほどのエサの量を与えるとその残ったエサによって水質が悪くなるため、与えすぎには注意しましょう。飼育水にはグリーンウォーターを使うこともできます。グリーンウォーターには植物プランクトンが多くいるため、メダカが成長しやすくなります。飼育環境で注意しなければいけないのが水流です。エアーレーションによって水流ができてしまうと、浮いているエサが流れてしまったり、沈んでしまうといった問題があります。また、体力の少ない稚魚は少しの水流でも泳ぎ疲れてしまうことがあるため、水流のない環境を作ることが大切です。
メダカには弱い水流の環境で!
本来自然界に住んでいるメダカは水流の弱い川や池の浅瀬に住んでいるため、メダカを飼育する時も同じような環境を作ってあげることが大切です。ろ過器を使用して、飼育環境に強い水流ができてしまっている場合は、レイアウトなどを考えたうえで、石や流木を配置することで水流の弱い場所を作ってあげるとよいでしょう。また、もう一つの方法としては水深を深くすることです。孵化したてのメダカ水槽ではろ過器は必要ありません。ろ過器によって強い水流が生じてしまうと稚魚がろ過器に巻き込まれてしまう可能性があるからです。なので、ろ過器は使用せずにエアレーションのみにしましょう。
メダカは温度変化にとても強いため暑いときは30℃越え、寒い日は氷点下でも生きていくことができますが、20~25℃くらいがメダカたちにとって適温です。なので、屋外飼育をしていても冬を越すことができます。しかし、注意すべき点があり、冬では水温の低下から、微生物の活動が鈍くなるため、水質が悪化しやすくなることです。したがって、冬では与えるエサの量を少なくし、水質悪化を抑える必要があります。
逆に夏では水温が高くなるために水中の酸素量も少なくなります。しかし、メダカや微生物などの生体は活動が活発化するため多くの酸素を必要とし、結果として水中内の酸素が不足していきます。酸素が不足するとpHがアルカリ性に傾きます。水温が高いとメダカの活動は活発化し、エサもよく食べるようになるため、排泄物もよくでます。排泄物は微生物の働きによって硝酸塩に分解され、水中に溜まります。硝酸塩は酸性ですが、これが多くなると水中の微生物が死滅し、排泄物からでる有害なアンモニアや亜硝酸が分解されず水中に増えていくため、メダカたちにも悪影響を与えます。したがって、水槽内にはエアレーションを行う必要があります。