ピアノの練習にはキーボードよりも●●●がおすすめです!
2017/02/27
最近のキーボードって進化を続けていますよね。性能もかなり上がってきてピアノと同じようなものまで出てきているとか。
でも実際ピアノの練習にキーボードを使うってアリなの?初心者向きなの?
ピアノの練習にキーボードはアリなのかナシなのか・・・詳しく調べてみました!
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この記事のあらすじ
ピアノの練習はキーボードよりも●●●がおすすめです!
「ピアノ」と一言で言っても種類は様々。
その中でも優れている順にその種類を並べるとグランドピアノ>アップライトピアノ>電子ピアノ>キーボードとなり音のダイナミックさやタッチ感が大きく変わってきます。
しかし最近はキーボードも性能が上がっており、88鍵盤揃っているのもありますが、ピアノを習うのであればキーボードよりも電子ピアノをお勧めします(ヤマハで言うクラビノーバ)。
なぜならキーボードの中には鍵盤数が少ないものや、鍵盤幅が狭いものも存在し、実際のピアノと異なるものも多いからです。
もしマンション住まいなど隣近所との騒音問題を考えるなら電子ピアノ、問題がないようであれば生ピアノをお勧めします。
近年は生ピアノの中でも高グレードの消音装置付きというタイプもあるので、金銭的な余裕があればそちらをお勧めします。
ヤマハが販売しているアップライトピアノは、3本ペダルのタイプだとたとえ中古であっても後付けユニットの取り付けが工賃込みで19万円なので長い目で見るとやはりヤマハのピアノがお勧めです。
ピアノの練習にキーボードは向いていない?
ピアノの上達にはピアノ独特の鍵盤の重さ、言い換えれば指の感覚に慣れることが不可欠です。本来、ピアノは鍵盤への力の伝わり方で音の大きさが変わります。
また、ペダルは指を離しても音を伸ばし続けることができるため、上級者になればなるほど必要な装置です。しかし、キーボードにはこれらの機能がありません。
キーボードはピアノに対してタッチ感が軽すぎるため、それに慣れすぎてしまうとピアノを弾くときに力の加減調節ができなくなってしまいます。
また、ピアノの鍵盤数が88なのに対し、鍵盤数が少ないものが多かったり、鍵盤幅の狭いキーボードも多いのでそういったもので練習していると指の感覚はさらにずれてしまいます。
そこで、現在キーボードをお考えの方には電子ピアノをオススメしています。電子ピアノの中にはタッチレスポンス機能を備えたものもあります。
この機能があればタッチ感覚がずれることは少ないですし、形状の差もありません。
近年、キーボードでもピアノ練習者用に改良されたものもあるようですが、キーボードは練習用としての機能よりもPCと接続したり、楽譜の編集に使用するなど音楽の勉強に使用する方が大いに利点があります。
ピアノ初心者の練習はキーボードからまず始めよう!
ピアノの練習のために、まずはキーボードで練習すると取っつきやすいです。なぜなら、キーボードはピアノよりも安価で置く場所にも困りません。
また、音量も調節することができるので、とりあえず始めてみたい!というビギナーの方にオススメです。始めるにあたってまず必要なのは楽譜や音符の理解です。
すぐに指を使って弾こうとするのではなくまずは頭を使って練習します。
このひと手間があるだけで後々の上達速度が上がります。頭で理解することができたら次は指の練習です。まずは鍵盤のドレミファソラシドを弾いてみるところから始めます。はじめはゆっくりでもいいです。繰り返し練習し、なめらかに弾くことが出来るようになったら自分の弾いてみたい曲に挑戦してみましょう。
最近ではネットで楽譜を見ることができる無料サイトもあり、クラシックからJ-POPまで幅広く取り揃えてありますし、レベルわけも細かくされているので初心者の方も気軽に楽しめるアレンジも多くあります。
はじめは利き手だけを練習し徐々に逆手を付け加えていくといいと思います。いきなり両手でやろうとせずゆっくり順を追って練習していけばきっと上達するはずです。
ピアノの練習をキーボードで行うことのメリットとは?
キーボードのメリットは、何といってもピアノに比べて値段が安く、購入しやすい点です。一般的には1万~10万前後ですが、2万円程度のものでもタッチによって音の強弱がつけられるものもあります。
最近ではかなり安く、かつ高機能なキーボードも出ているようです。
また音色を自分で変えることが出来たり、録音・演奏機能が内蔵されているものや、鍵盤が光るものもあるので、子供から高齢者まで幅広い世代が楽しめます。さらに、キーボード自体の重さは4kg~10kg前後でピアノと比べるとはるかに軽いので持ち運びも自由ですし、置き場所にも困りません。調律もいらないのでこれからピアノを始めたい方や初心者の方にはオススメです。
デメリットもあります。キーボードは鍵盤数が少ないだけでなく、鍵盤自体も軽いため指を鍛えたい方や本格的に弾きたい方には少々物足りないと思います。
中級以上の方やタッチにこだわりたい方には不向きだと思います。
キーボードは簡単な曲を気軽に弾きたい!という方にぴったりです。
ピアノ練習用のキーボードの選び方は?
キーボードの種類は多岐に渡ります。ピアノや電子機器以上に多くの商品が出ているので選ぶのに困ってしまうかもしれません。
ここではキーボードの選び方を紹介していきます。
まず、注目したいのは「鍵盤の数」です。
通常のピアノは88の鍵盤がありますが、キーボードは鍵盤数が決まっていないためピアノよりも少ないものが多いです。
選ぶならピアノと同じくらい、最低でも61鍵盤あるものがオススメです。また、なるべくタッチ感が重いものをオススメしています。
なぜなら鍵盤が軽いと演奏時の負担は少ないですが繊細な表現がしづらくなってしまう場合があるからです。実際のピアノと近い感覚で弾くことのできる鍵盤が理想です。
楽器屋さんで選ぶ場合は必ず触って、音を出してみることをお勧めします。そうすることでタッチ感だけでなく音の違いがわかります。音の感覚は人それぞれですが、音のいいものを選ぶようにしましょう。
長年ピアノをやってきている人に言わせれば「ピアノの代わりにキーボードを弾くなんてとんでもない」と言われるかもしれません。
しかし、ピアノにはピアノの良さ、キーボードにはキーボードの良さがあります。ピアノを置けない環境であればキーボードでも構いません。
大事なのは「ピアノを弾きたい!」というその気持ちです。演奏する楽しみを体験しましょう。