大学院に進学すると就職に不利?の疑問をズバリ解決!
2017/03/08
大学を卒業後、大学院へ進学する学生が増えています。専門的な分野を研究することで高度な技術や知識を身に付けることができますが、大学院は就職する際に不利だともいわれています。
大学院へ進学すると就職する時に本当に不利になるのでしょうか?そういわれる理由とは?
大学院へ進学した後の就職について調べてみました。
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この記事のあらすじ
大学院へ進学すると就職する時不利になるの?
近年、大学院へ進学し研究者あるいは学術者の第一歩として活躍する学生が多くいる一方で、それが就職活動において必ずしも有利にならないという問題があります。大学院に進学するということは、修士課程だと2年、博士課程まで進んだ場合は5年、ポストドクターになるとさらに長い間在籍することになります。そうなると一般的な学部生卒に比べて、就職活動をはじめる年齢が大変遅くなります。
もちろんスタートの遅れはただ遊んでいるだけではなく、大学院において専門的な知識を身につけているため、単なるマイナスではありません。しかしながら、企業で必要な能力は入社してから教育することが普通で、専門的な知識を活かせるかというとそうではありません。そのため、いかに専門分野で高度な技術や知識を身につけても、それらは必ずしもプラスになるわけではないということです。
これが大学院まで進学しても就職活動において有利にならない理由というわけです。
大学院へ進学すると就職で不利と言われる理由とは?
大学院の就職率をみてみると、正社員雇用に限った場合、理系は約70%、文系は約40%ほどです。教員などの大学院の資格が必要な場合を除けば、大学院へ進学するよりは学部卒の方が就職において有利といえます。そもそもなぜ学部卒の方が有利かといえば、大学院と就職活動を両立することが難しいからです。
大学院へ進学し、就職活動を行うのは理系の学生が主だと思いますが、理系の大学院は非常に多忙です。学部、学科にもよりますが研究が忙しい上に教授の私用などを押し付けられることもあります。さらに生活費をまかなうためにバイトをしている場合は、きちんとした準備をして就職活動に臨むことが難しくなります。このため、内定がなかなか決まらず就職活動が長引き、結果として研究をおろそかにしてしまい大学院に留年してしまうということも考えられます。
もし大学院に進学したい場合は、研究室の忙しさや、そこで得られる知識や技術が本当に自分に必要かどうかきちんと見極めて選択しましょう。
大学院への進学が就職で不利になるとは限らない?
多くの一般企業は、まだ何も染まっていない人材を求める傾向があります。こうした人材は教育が容易であり、人材費を抑えることができ、企業にとってありがたい存在だからです。こういった理由から、大学院への進学が一般企業への就職内定率を下げることに繋がっているわけです。
しかしながら、大学院に進学することが必ずしも不利に働くわけではなく、逆に有利に働く場合もあります。研究職あるいは専門職といった仕事は、専門的な知識や技術を持った大学院生の方が有利となります。つまり、大学院への進学が就職活動において不利に働くかどうかは、希望する仕事によるのです。大学院卒の就職率が悪いからといって、大学院への進学を不安がっていては仕方ありません。将来自分がどんな仕事を希望するかしっかりと考えた上で、大学院への進学がその仕事において有利に働くかどうかを見定めましょう。
自分が希望する仕事に必要ならば、大学院へ進学することは正しい判断と言えるでしょう。
理系で大学院へ進学すると就職で不利にはならない?
理系の就職活動において、大手企業の研究職は、大学院卒者のみの募集が少なくありません。こういった事情から、理系で大学院へ進学していると、就職の選択肢が広がります。
では、文系においてはどうでしょうか。
文系の大学院卒は学部卒の方が就職は有利と言われています。それは間違いではなく、文系は大学院卒よりも学部卒の方が就職活動において有利の傾向があります。コンサル業界などは文系の大学院卒者を多く採用しますが、これら一部の企業を除き、大学院で培った専門知識を活かすことのできる民間企業は少ないのです。専門知識が仕事に活かせるかどうかが、理系と文系の大学院における最大の違いと言えます。また、文系の大学院卒者はそもそも就職活動をする人が少ないと言われており、学術者を目指す人が大半です。理系の大学院卒は就職の幅が広がり、一方文系の大学院卒は専門知識を活かす場が少ないです。
これらのことから、理系に関しては就職に有利に働くと言えますが、文系に関しては進学をよく考える必要がありそうです。
大学院生が就職活動を行う場合のポイントは?
研究室に在籍する大学院生は、研究や学会発表などで多忙な研究室生活を送っています。これらのことに尽力しながら、就職活動に関する情報を集めるのは難しいことでしょう。
実際に私の元には「時間がないが就職で結果を出したい。」という大学院生が多く訪れます。しかし、就職活動で結果を出すためには、学部生と同等かそれ以上に入念なリサーチが必要となります。では、研究の合間を縫って情報を収集するにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは、自分の環境を整理することが重要です。研究、就職活動、バイト、趣味といった様々なカテゴリーに優先順位を付けましょう。今自分にとって何の優先度が高いのかを明らかにします。次に、優先度が低そうなものにあたりをつけ、削れるものを探します。企業に入社すると数十年といった長い年月を過ごすことになります。就職活動はこれからの自分の人生の非常に長い時間を決定する重要な活動と言えます。
就職活動を行う間は、削れるものは極力削り、必要な情報や準備をしっかり行える時間を作りましょう。