吹奏楽部で楽器初心者におすすめの楽器、指導方法を解説!
2017/03/01
吹奏楽部に入りたくても楽器初心者だとなんだか不安ですよね。様々な特徴や役割を持った楽器もたくさんあり、何を選べばいいのかも迷うものです。
楽器初心者なのに吹奏楽部に入っても大丈夫?楽器初心者におすすめの楽器は?
多少の向き不向きはありますが、それも練習次第です。頑張りましょう!
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この記事のあらすじ
吹奏楽部に入りたいけど楽器初心者・・・それでも大丈夫?
吹奏楽部に入部したいけれど、吹奏楽で使っている楽器なんて使ったことがないから不安だな・・・と思う人もいるかもしれません。
そんな初心者でも使いやすい楽器というのはあるのでしょうか。
吹奏楽では木管楽器・金管楽器、パーカッションなどに分かれて様々な特徴や役割を持った楽器があります。
木管楽器や金管楽器では、最初は音が出しにくかったり高音を出すのに一苦労したり、肺活量が必要な楽器は疲れやすいなんてこともあるかもしれません。
また、トランペットなどの金管楽器は音が大きく華がある分、それぞれのミスも目立つといった点があったり、トロンボーンは他の金管楽器のように運指がピストンではなく、音を変える場所をスライドしながら音階を奏でるので、音階の出し方が他と異なっていたり、背が小さく腕の短い人だと、スライドする際に腕が思うように伸びないために工夫が必要ということもあるようです。
このように楽器によって役割や難しい点は様々に異なっていて、この楽器なら初心者でも使えるということはありません。
しかし今現在、楽器を奏でている先輩たちも最初は初心者だったのです。多少の向き、不向きはあるかもしれませんが、練習を重ねて努力をすれば、どんな楽器も演奏することは可能です。
その中で、自分に合った楽器を見つければ良いのではないでしょうか。
初心者が吹奏楽部に入るなら、購入しやすい楽器を選ぶといい?
華やかで優しい音色のフルートは、メロディラインを奏でることが多いため、楽曲の中では華やかな立場になることが多い楽器です。
管楽器の中でも演奏者が多く、コンパクトで持ち運びやすく練習もしやすいのが特徴です。
トロンボーンは、人間の声に最も近い音色で美しいハーモニーを奏でられ、力強い音がします。
他の金管楽器と異なり、スライドを操作して演奏するため、ステージ上では動きがあって、見た目もかっこいい印象があります。クラシック以外でもポップスやジャズなど様々なジャンルで活躍している楽器です。
明るい響きが魅力のトランペットは、金管楽器の中では最高音域を奏でることができ、華やかに楽曲を彩ることができるのが特徴で、他の金管楽器に比べれば手軽に持ち運ぶことができるのが特徴です。
また、トロンボーンと同じようにジャズやロック、ポピュラーなどの様々なジャンルの音楽で活躍している楽器でもあります。
このように何点かの楽器についてご紹介しましたが、吹奏楽には他にも様々な魅力的な楽器があります。
どの楽器も練習が必要であり、初心者に向いている楽器というのを限定することはできませんが、もしも初心者で楽器を購入したりするのであれば、購入しやすい値段のものであったり、持ち運びがしやすい、自主練習がしやすいといった楽器を選ぶのも良いかもしれません。
吹奏楽部で楽器初心者の後輩に指導する時の注意点は?
楽器初心者の後輩に、一つ一つ基礎を指導していくのは同じ楽器を扱う先輩の役目になりますが、自分の練習もしながら後輩の指導も行うのは大変です。
そんな指導をする際に大切なことは、後輩自身が楽器や演奏に興味を持ち、自分から「もっとうまくなりたい!」とやる気を出させることです。
やる気があれば、教えられたことも必死にこなし、自分で色々と工夫したりしながら上達することができます。
後輩が上達してくるのを見れば、教える側も教え甲斐がありますよね。
このように後輩に意欲を持たせるためには、目標を作り、それに到達できたら褒めるなど後輩のやる気が刺激されるようなことをする。
また、無理な練習を課したり、楽器を奏でる楽しみを奪ってしまうような、後輩のやる気が削がれるようなことを減らしていく。
といった、二つの観点に気をつけながら指導することで、変に気負わなくても済むような有意義な指導と練習の時間を生み出すことができるのではないでしょうか。
吹奏楽部で楽器初心者でも比較的演奏しやすい楽器とは?
吹奏楽部で楽器初心者の人でも比較的、演奏しやすい楽器としてサックスが挙げられているようです。
その理由には、運指(指の使い方)がリコーダーと似ているという点が挙げられます。
基本の運指が小学校で習うリコーダーと似ているため、比較的すぐに慣れることができるのです。
また、サックスにも様々な種類がありますが、サックスの運指は別の種類のサックスともほとんど同じなので、別の種類のサックスに持ち替えることもできます。
ただし、サックスは移調楽器(オクターブ違い)であり、ソプラノサックス・テナーサックスのB♭管、アルトサックス・バリトンサックスのE♭管に分かれており、B♭管とE♭管では運指が異なってくるため、その際は運指を覚える必要があります。
サックスは楽曲の中でのソロの割り振りが多く、吹奏楽やビッグバンドにおいて欠かせない存在です。
練習を重ねて様々な音色を奏でることができるようになれば、色々な場所で活躍することができそうです。
楽器初心者がトランペットを拭くのは大変!練習方法は?
初心者の方がトランペットを吹くために、マウスピースだけを使う練習は有効かというと、あまりオススメはできない練習方法のようです。
マウスピースだけを鳴らすと、「アヒルの鳴き声」のような音が鳴りますが、トランペットを鳴らしながらマウスピースを取り外してみると、マウスピースからは息の出る音しかしないのです。
ここから解るように、マウスピースを単体で鳴らす時とマウスピースをトランペットに着けて吹く時では、唇の使い方や息の使い方など、吹き方が違っているのです。
マウスピースを練習前に軽く吹くのなら、ウォームアップや唇の筋肉をほぐすために有効かもしれませんが、トランペットの練習のために長時間吹くのはおススメできません。
また、トランペットは高音を鳴らすのが難しいですが、初心者の人がいきなり高音を出す練習をするというのは無理な話です。
まずはLow”G”を豊かに鳴らせるように練習すことから始め、次にLow”C”からMiddle”C”を確実に鳴らせるようにすることが大切です。
Low”C”からMiddle”C”が鳴らせるようになったら半音ずつ高音側へ音域を広げていくのが良い練習方法です。