高齢者と会話をする時は○○の話題を出すと喜ばれます！

介護の現場などで高齢者と接する時に最も大切なのは「コミュニケーション」です。

でも高齢者と話をするとき、どんな話題だと喜ばれるのかわからなくなるものです。

高齢者と会話する時の話題について詳しく調べてみました。

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高齢者と会話する時に重要なのは話題！？

介護の仕事にあたっては、年配の人とのコミュニケーションが極めて重要な意味を持ちます。

円滑な意思疎通は双方の関係性を構築するのに欠かせないのはもとより、認知症の防止、情報収集など様々な意味を持つからです。

何より話をする相手がいるというのは、毎日の生活を明るく楽しいものにさせてくれます。
とりわけ、デイサービスの利用者などはまだ体力のある人が多いので、話題が豊富であればあるほど年配の相手との関係性を高めるのに役に立つことでしょう。

このように介護士は日頃からお年寄りと話をすることになるので、それに応えられるだけのコミュニケーション能力も必要となります。

しかし、世代の違う介護士達が年配の人達の話の相手をするとなると、何を話題にしたらよいのかという問題に突き当たってしまいます。

若い人たちの間で話題になっていることを取り上げても会話が弾むことは期待できないので、年配の人が関心を寄せてくれる内容を探さなくてはなりません。

高齢者世代が育ち、活躍した時代に見合った話題を取り上げるのが望ましいとはいえ、実際にはそれも容易なことではありません。
世代の異なる介護士達が、年配世代の活躍した時代の情報収集に努めても、おのずと限界が出てきます。これはあくまで理想論でしょう。

そうは言っても、年配世代の人との間で話ができる話題がないと、介護士の仕事はやりづらくなってしまうのは間違いのない事実なのです。

高齢者と会話するときは話題に同調するいい？

高齢者と話をする時は、できるだけ相手に話をさせてあげるのがポイントです。

割合としては会話の８０％を高齢者が話す側となり、残り２０％を相手が話すという形になるでしょう。
つまり、家族など話し相手は主に聞く側に立って、話し手の内容を遮らない程度の相槌などでそれに応える形式の会話をすることになります。

一般にコミュニケーションを取る時は、双方が半々の割合で交互に話し手と聞き手になるという「会話のキャッチボール」と称する形式が会話の基本のように言われています。
ですから、高齢者と話をする時にもこれと同じようにする必要があるのではないか、と考える人もいるようですが、相手が高齢者である場合にはこれは当てはまりません。
それよりも高齢者との会話では聞き上手になるように心がけて下さい。

又、こちらから言葉を掛ける時には、声をはっきり出すことが大切ですが、必要以上に大きな声を出したりすると、脅かされているのではないかと驚く人もいるので気を付けましょう。

そして早口にならないように丁寧な口調で話しかけてあげて下さい。

高齢者との会話に困ったら相手の故郷を話題にするといいの？

たとえよく知らない同士であっても、お互いが同郷の出身だと分かると親近感を覚え、双方の距離が狭まったりするという話はよく聞きます。

故郷が同じだと話題にできることも多く、そのことで会話も弾むので、もし相手の高齢者が同じ土地の出身者であれば、故郷のことを話題に取り上げると良いしょう。
その際に方言を使えば、話も一層盛り上がることは間違いありません。

同郷の人でなくても、相手の故郷の有名な場所や郷土料理などの名物に関する話題を端緒にして会話を進めていくことができるので、高齢者と話をする時のネタとして出身地に関する話題は、かなり使えます。

又、若い頃の思い出話というのも取り上げやすい話題です。戦時中のことや食糧難の時代のことなどは、高齢者世代にとっては苦労の多い時期であったことには違いないのですが、そんな艱難辛苦を乗り越えてきた自分自身の努力に対する愛おしさも相まって、本人達にとっては大事な思い出になっているようです。

明るく頑張りながら活躍してきた若い頃の思い出を高齢者に語ってもらうことは、本人の自己肯定になるばかりでなく、良い刺激を与えることにもなるのです。

今の高齢者はとにかく元気！健康関連の話題をチェックしておこう

昨今は活発に活動する高齢者も目立っていますが、それというのも、この人達は単に長生きをするだけでなく、健康寿命（自立して活動できる期間）を延ばすことを目指して努力しているからです。

例えば、日課として散歩や柔軟体操を取り入れていたり、食べる物にも気を遣っているのです。ですから、高齢者と話をする時にこうした話題を取り上げると、興味を示してくれるはずですし、実際にその人に運動する習慣があるのなら、やり方や秘訣を教えてくれるでしょう。

又、高齢者の話し相手となる側も、各種のメディアから発信されている健康関連の情報などを普段からチェックしておくと、こちらから話題を提供することもできます。
お薦めの散歩コースや効果的なウォーキングのやり方、腰痛対策の体操など屋内でも手軽に出来る体操の話は関心の高い分野です。

特に食べ物に関する情報は、健康作りに欠かせないと考えている人も多いため「肉類が必要なのは高齢者であっても同じ」「健康長寿のためには、納豆の様な粘り気のある食べ物を毎日欠かさず食べるのが良い」「野菜や果物のジュースを毎朝の献立に加えれば、健康に生活できる」といった情報には、熱心に耳を傾けてくれることでしょう。

高齢者はテレビが好き！そこから話題を見つけるのもおすすめ

テレビは高齢者の重要な情報源となっているようで、テレビ視聴が毎日の日課だと言う人も相当数に上っているそうです。

とりわけニュース番組を見ている人が多く、気象情報や災害関連のニュースそれに四季折々の話題などには興味を示す傾向にあります。
ただ誰かが殺害されたといった殺伐とした事件に触れるのは控えた方が良いでしょう。

祭りなどのイベントが色々な場所で開催されていますが、「今○○という場所で、こうした謂れのあるお祭りが開かれているんですよ」という話題なども歓迎されるようです。

又、自分でそうした祭事を見に行ったり、有名な観光スポットや名物料理を味わったのなら、相手にも同じ体験をしたことがあるか尋ねてみるのも良いと思います。
それをきっかけに話に花が咲くかもしれません。

特に女性の間で関心が高いのが旬の食べ物の話で、彼女たちは皆、この種の話題には熱心に耳を傾けてくれると言います。男性はそれほど関心を示さない人が多いのですが、それでも旬の野菜が持つ意外な効果についての話題などは話してみる価値でしょう。

人生経験の長い人達でも、それまで知らなかった知識を入手できると嬉しいと感じてもらえるようです。